2010

 

100116

 

『吊橋の基底』
深淵で手を広げようにも私の腕は貴方が捥いだのだ落ちて死んだからといって私には傷を舐める事しか出来ない
100118

 

『渇いた火傷の跡を恋と後』
傷ついたあなたに寄り添っていたい。一人で立てるあなたはそうでもならないと私に向き直らない。
見当たらない紙とぺン。深く溜息を点く瞬間。
亡霊は怖い。見えないから。
好きだといいたくなる瞬間。どうせ思い悩む自分が好きなんでしょう。解っていながら口を開く。また閉じる。
沈黙がざわつくから、本当の事を総て言いたくなる。楽しかった?つまらなかった?自分独りだけが、恋だと思っている。
勘違い。思い上がる。そうさせないでほしい。
なのにどうしてか。初めから総て私の幻覚だったなら。あなたに会う前に、死ねていたら。
100109

 

『腕がなくなればいいのに』
あ か が    み
100109

 

『曙光門出に昇り発ち』
100120

 

『白痴の寄庭』
不可浄の水面 疑わぬ者と  匂い立つ命
100124

 

100201

 

100204

 

傘明
100204

 

傘明
100204

 

『そんなことよりあなた何故生きているの』
机に置かれた菊の花には哀愁が漂う お前もこんな所で咲く為に産まれた訳ではなかろうに
手足に出来ていく傷共が 私に手足を落とせとなじるのだ 水蛭子のような貧崇さを糧に。
100220

 

 

『弓張月』

神籬学園とか云々
100227
傘明
100302

 

『輪廻ヶ原の原初の巫女』
100306

 

『五色』
運命
100318

 

『焚書魔女狩りの季節』

使用画材:色鉛筆 
100318

 

100320

 

『冷血』
狩の季節が終わったら貴方と
100320

 

『トライアングルが懺悔する夜に』
野の中へ急いで
100327

 

『ひとつ ふたつ みっつ』

身体は一つ、頭は二つ、目が三つあるものなーんだ
100421

 

『触らぬ神に祟りあり』

無自覚な言動だなんて言い訳が通じるとでも思っているのか
100421

 

100503

 

『梅雨散りとて降り止まぬ』
蝉時雨が鶏冠花を犯す
100505

 

『身を終う臓器を捜し続けて』
身を守る服を着れなくなり いつしかあの者達と同じになる 死して蠅に集られるより 死して鳥にでも看取られたいものだ
100518

 

『肉に咲く花』
その痴る祈りの腕が手折られるというのであれば
100627

 

『貴方がたは罰を受ける為に産まれている』

そう言ったのは誰であろうかしかし彼女はそんなもの望んでいなかった  我々は母の子宮でぐるぐると廻る胎児のようなものである
彼女は人に何を齎したか 神は人に何を齎したか  人は彼女に何をしたか。
100718

 

『夏中』
100723

 

『幸せな絵描き』
不の言葉を言ってはいけない 明るい絵を描かなければいけない
立派な人にならなければならない 勉強をしなくてはいけない
絵など描いてはいけない 憂鬱になってはいけない 甘えてはいけない
立ち止まってはいけない 泣いてはいけない 言い訳をしてはいけない
人を殺してはいけない 人を傷つけてはいけない 人に縋りついてはいけない
自分の足で歩かなくてはならない 足がなくてはいけない 人を助けなければならない
手がなくてはならない 眠ってはいけない 死んではいけない
お前のような人間は生きていてはいけない 人に迷惑をかけてはいけない
投身自殺はいけない 飛び込み自殺はいけない
人の私有地で溺死してはいけない 正当な理由がなくてはいけない
お前に手向ける花などない
子供を産まなければいけない その為に婚姻を 恋を
生きられないのならば生きる努力をしろ
100723

 

『誘拐』
わたしはだれ?

ソチクァツェルとテスカトリポカ
100820

 

100823

 

100904

 

『キ紘』
100921

 

『縁祇神冥帳』
101002

 

101027

 

101027

 

101027

 

『地獄遊び』
神になりきり金魚を人にみたて掬う遊び。そんなに薄い紙じゃあ命なんて掬えないよ
101121

 

『天津甕星』

知らなかろうと前世であろうと 君の罪は消えない
「知らなかった」ですまされるなら 罰に一体何の意味があろうか?
10120

 

『南柯の夢』

この季節が終わっても 制服を脱いでしまっても
それでも君と、共に居られるだろうか?
101218