2018

180111


身体をすいたびんせんに血をつけた指先で文字をかいて
涙ではった切手に息をふきかけるよ
ほんとうはぼくがきみを掬いたいけれどできなかったから。
今日も町を歩いて、根も葉もない花を探すんだ。
かみさまも、花は好きかな。
20181207

180217
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前の部屋で黒い女に顔と身体総てを食われたあと気付けば
わたしは草原に居た、そこを駆け回り日も落ちた時、
どこかから少年の声がし わたしにこう問いかけた。
「試練はわかった?」わからない。そう答えるとどこかから
黒い犬が走って来てわたしを食み殺していった。
常闇の中で少年の思い出を聞きながら、また先程の女に
食われるところからやり直すのだろうかと考えている。
「ここには海はないと言ったけれど、ほんとうはあるんだ」
この思い出話はきっと、正答に至るための助言なのだろう。
(十七年三月二六日の夢日記より)
悪夢展参加作品
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20180217

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手首の傷はきみの祈りでおまじないで美しいものだった、はじめて感じる痛みはきみからの贈り物で夢中になるものだった。ぼくはあれから何年も経った今でもきみのことをともだちだと思っている。だから手首に刃を当てる。それを隠してしまう時計の針は止まらない。ぼくはきみに背を向けているだろうか。あの頃の思い出はまだ鮮やかなままなのに。
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あたしたちひとなつこい野良犬みたいな生き方を選んだんだもの。
でも生きられるんだったらへいき。死ぬ方がよっぽどいやなの。
◆八峠弥和
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◆平井母子
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180722

甘いもので満たして、まがゆめ晴らしの功罪よ。
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180728

えびすを食ったことで呪われ人魚となった女と翳郎
人魚展(https://creatorsbank.com/ARTs_LABo/event/2924)作品
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180812


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